'80年8月、開村で第一歩を踏み出したファイト村は、同年10月その拠点となる村役場建設に乗り出す。以下、その経過を記す。
◆解体・かつぎあげ
検閲資材調達の為、取り壊し予定の狛江市役所庁舎を解体し村のふもとまで運搬。車の入れない山道を人力で通常20分の道のりを1時間かけてかつぎあげた。(山道を何度も往復する子供。20kgのセメント袋を一度に2袋もかつぐ者もいた。)
◆造 成
建設用地は山の斜面の為、造成作業はかかせない。つるはしとスコップを使って人力で右図の斜線部分を削り取り、盛り土をする作業を行った。このような地道な活動を続ける中で、賛同者も徐々に増え、建築のプロの参加もえられるようになり、回を追ってスムーズに進行しはじめる。
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◆土台作り
建物の基礎となる土台は砂利をひいた上をセメントとブロックで水平を保ちながら固めていった。
◆棟上げ
あいにくの雨空と強風の中で作業は進められたが、プロの指導と参加者が多い事もあって8月23日に棟上げ式が挙行できた。
以後4ヶ月を経て12月20日に竣工式を迎えて村役場が完成する。
'77年の夏の構想以来4年、建設に着手してからは1年の歳月をかけたこの活動には、多種多様な人々がかかわり、様々な出会い出来事が展開された。みずぢらずのものたちが、ファイト村を媒介として触れ合い、集い、またそれぞれの生活に戻った時にそれが生かされていく……これがファイト村の求める所なのではないだろうか。すなわち、村役場建設は終点なのではなく、過程として位置付けられなければならない。ファイト村の目的とするところはまだまだ遠いが、これをステップとして大きくジャンプしていきたい。
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